たかひ館長
皆さん本日もご来場いただきましてありがとうございます!
第三回上映は「グシャノビンヅメ」でございます。
語り切れないほどの思い出もあり、館長のおすすめの1本でございます。
館長のTwitterでも色々と語らせていただいておりますので是非ご覧になってください。
それでは間もなく上映です。
ごゆっくりお楽しみください。
-超・時短上映ではこんな感じ-
起:タピオカ電力での爆発事故の事情聴取からすべては語られていく
承:主人公ルキノの乗る移動機筒に囚人2人と監視局の局員が同乗することになり、囚人二人が暴動を起こす
転:ルキノの活躍により囚人2人は鎮圧されるが、同乗していた教授のテロを予知しルキノがさらにそれを鎮圧
結:一連の事故の中での殺人の罪によりルキノは処刑となり第1階層特別処理局にて処理→え??
起承転結はこのような感じですね!
それではここから詳しく解説していきましょう。
始まりの爆音
全ての始まりは管理局管理官のいる聴取室から始まる。
テレビのニュースでは138階層南のターミナルのタピオカ電力の爆発事故の様子が
伝えられていた。
死者113人、15基の移動機筒が行方不明になったと伝えられている。
※移動機筒(イドウキトウ)とはエレベーターのような移動手段で、この世界では移動機筒を
使って100層もある階層を移動するのが基本になっている。
その移動機筒にはそれぞれ機筒操縦士が操縦しており、独特な口調と美麗な容姿が特徴である。
そのニュースを見た管理官は目の前にいる証人に対して「さあ、もう一度初めからお願いできるかな?」と問いかけます。
場面は貧困街に変わり、女子高校生「藤崎ルキノ」が作業員や怪しげな商人のいる長いトンネルを歩いていく。
ルキノは怪しげな薬売りから「いつもの」と伝え、隠れながら煙草を手に入れる。
※この世界では煙草は所持するだけでも重罪である
ルキノは煙草を誰に隠すわけでもなく吹かしはじめ、通りすがりの中年男性に「おはようございます。伊那垣先生」とあいさつをする。
「監視局に見つかったらどうする・・・」と伊那垣はルキノを止めようとするがセンサーに見つかり監視局員に職質を受けてします。
職質の隙に伊那垣はルキノを逃がすが、監視局員はルキノ目掛けて発砲。作業員に流れ弾が当たってしまいます。
その際ルキノが投げ捨てた煙草には、流れ弾の当たった作業員のこぼした引火性の燃料が迫っていくのでした。
通路の端にあるターミナルに着いたルキノは「貧民と肉体労働者の街 コロバザジップでございーます」というアナウンスとともに
やってきた移動機筒に慌てて飛び乗ります。
移動機筒の中には操縦士である「望月ニナラーダ」やヘッドホンをつけた青年、チャラ女子高生「ミヤコ」がおり、ミヤコはルキノに話しかけます。
ニナラーダの高らかな声で様々な階に向かい様々な人々を乗せていきます。
「135階層アベトジェクシ、132階層ゴジャッペリア、128階層ネクズロク、125階層リカバトシゴ、123階層ナルティマレベンガ」
同じスーツ、同じ髪型、同じ眼鏡のサラリーマンの集団や老婆と脳みそおもちゃを連れた少女、乳母車を押した女性などなど・・・
脳みそおもちゃを連れた少女は老婆に「1の上は何があるの?」と聞くが老婆ははぐらかす。
そして物語は「囚人と監獄の街 99階層ビタガスコイン」で急変していきます。
ニナラーダのもとに監視局から緊急要請が入り「ビタガスコインでいったん停止し乗客4名を載せる」ということ乗客に伝える。
そうしてビタガスコインに着くと大柄と小柄な囚人2人と護送する管理局員2人が乗ってきた。
ルキノは突如、近づいてきた小柄な囚人の「帯谷ジタコック」の脳内のビジョンを観ます。
そのビジョンではジタコックが女性を暴行し、その肉を食べるという姿を見ます。
※ここからルキノはビジョンの共有のような能力が自分にあることに気づきます
ジタコックはルキノの匂いを嗅ぎ大柄な囚人「寺ノ内カルピコ」を呼び「生肉だあ」と耳打ちします。
するとカルピコは謎の言語で「計画通りだ」と伝えます。
一緒に来ていた管理局員のうち年配のほうが近場の火事に向かなければならなくなり、銀髪の若い局員が残されます。
銀髪の若い監視局員「御手洗カルスケモフ」に年配の局員が何かあった時のためと銀色のケースに入った麻酔を渡します。
そうしてカルスケモフは1人で囚人2人を相手にすることになり、移動機筒の中は不安で包まれます。
移動機筒が高速移動に移ると囚人2人は騒ぎ出し、その瞬間大きな爆発音とともに移動機筒の中は真っ暗になります・・・
ここからは時短タイムマシンでサクッとご案内させていただきます(書ききれないぜ・・・)
時短タイムマシン
①爆破はカルピコの仕業で、移動機筒の中ではカルスケモフが首を食いちぎられ、ニナラーダはジタコックに服を脱ぐよう促される
②カルピコはルキノに殺され、麻酔銃で眠らされたジタコックは一度は目を覚ますが同乗していた教授「澤津久森ビブリオ」に殺される
③ビブリオは囚人が自殺したことにしろと金を配ったり移動機筒の内の内線を壊し混乱を招く
④ルキノは自身のビジョンを見る能力でビブリオが生物兵器を使ったテロを企てていることに気づく
⑤ヘッドホンの男は実は監視局の工作員でルキノに情報を渡したり指示を行う
⑥ビブリオが暴走したところをルキノは殺害しテロを阻止する
ルキノがビブリオを殺害したところで、天井の換気口やドアから白い防護服を着た男たちが侵入してくる。
錯乱するルキノと白服が揉み合ううちに、白服の銃が暴発しニナラーダの胸に当たり絶命する。
彼らは第12地区の特別処理班で移動機筒内の状況を見た白服達は監視局に「異常事態だ」と伝えます。
こうしてルキノは白服に拘束されます。
場面は管理官の事情聴取に変わり、ここでこの事件のすべてが判明する。
また移動機筒内が映し出され、年配の管理局員が囚人服を着たルキノを連れ機筒操縦士に「ご協力感謝します」と伝える。
機筒操縦士は降り、管理局員は高速走行に切り替え、「第1階層特別処置室」に向かう。
管理局員はルキノに「餞別だ」と言って煙草を渡す。
ルキノは一服をするが、その瞬間移動機筒内に白服の男たちが侵入。
頭を覆うような器具をルキノの頭に付けスイッチを押すと、彼女は走馬灯を見て眼を見開いたままその場で動かなくなります。
呆然と座りつくすルキノを横目に年配の管理局員は移動機筒の制御装置を開け「零」のスイッチを押し、上の階へ向かった。
「零」それは世界の果てだと年配の局員は伝える。
何もなく梯子だけがあるその部屋でルキノは促されるように梯子を登っていく。
さて今回の上映はここまででございます。
今回は語っても語りつくせない部分があり、近々番外編で少し話を広げれたらと思います。
この映画は2003年に製作された作品ですがいつ観ても色あせることなく、発送と世界観に大きな影響を館長も受けました。
監督/脚本は山口ヒロキ(洋輝)監督で「血まみれスケバンチェーンソー」や「少女椿」「メサイア」シリーズなどで知られる監督です。
館長も一度は監督に影響を受けて映画の道を志したことがありました。
そんな夢を与えてくれるこの作品をぜひお楽しみいただければ幸いです。
今なら初回30日無料ですので宅配レンタルお楽しみいただければと思います!
それでは本日はここまで!
お帰りの際はお忘れ物なきよう。それでは!