ホラー

呪怨 -呪いの家- 第2話 [特別上映(解説)]※ネタバレあり!

たかひ館長
たかひ館長
皆さんこんちゃ!時短映画館のたかひ館長です!

前回に引き続き、Netflix呪怨-呪いの家-を上映させていただきます!

第2話は物語の大きな流れの1つである「聖美」の変化に注目です。

前回の物語の振り返りはこちらからどうそ!

第1話のあらすじ

 

それでは上映開始です。

ごゆっくり。



第2話 -堕ちていく二人-

1:聖美と雄大


猫屋敷に案内された河合聖美(演:里々佳)はクラスメイト2人に騙され、桂木雄大(演:長村航希) に乱暴をされていた。

容赦なく乱暴をする雄大はその場を楽しむかのように高らかに笑っていた。
クラスメイトの1人(A子とする)もその姿をポラロイドカメラで撮影し、写真を聖美に見せつけ「チクったらバラまくから」と聖美の口封じをしていた。

すると、もう1人のクラスメイト(B子とする)の様子がおかしく眼が虚ろになり、口から猫の鳴き声そのものを発している。

A子が聖美と雄大の情事に気を取られているうちにB子は姿を消していた。
雄大が一通りの始末を終えると、A子は雄大を誘い2人は近くのソファーで事に及んでいた。

聖美は自身の置かれた状況に放心状態になり、脱げかけの服を気にもせず玄関へと歩んでいった。

その時、屋敷の2階から猫の鳴き声が聞こえ聖美はその声に誘われるように2階へと上がっていく。

声の先には押入れがあり、襖を開くと中には黒猫が1匹身を潜めていた。
聖美は黒猫を抱きかかえ、押入れの中に身を隠し悔し涙と悲しさがこみあげて大きく襖を殴りつけた。

その時、ふと上から視線を感じた。
聖美は静かに上を見上げると屋根裏から誰かがこちらを見下ろしていた。

聖美は発狂し声がかれるほどに悲鳴をあげる。

その悲鳴を聞きつけた雄大がA子を押しのけ2階へ向かった。
押入れを開けると目の据わった聖美が甘えた声で雄大の胸に飛び込んできた。

2人は寄り添いながら1階に降りるとA子が「B子がいないの!」と言うが、雄大は聖美に夢中でいそいそと屋敷から出ていってしまう。

聖美は雄大に腕を引かれ外に出ていくのだがその表情には不敵な笑みが浮かんでいた。



2:連鎖する犠牲者


B子が消えて数日後、A子は担任に呼び出されB子が家にも帰っていないと言われ困惑する。

たまり場にしていたディスコで見かけたという情報があると聞きA子は探しに行くことを決意する。

そこに聖美が現れ、母親が「先生に相談があるから今晩家に来てほしい」と言っていると告げる。

担任はしぶりながらも遅くに行くことを告げてその場から去る。

聖美はA子から自身の乱暴をされているときの写真を受け取り、A子から「一緒にB子を探して?」と頼まれるが「雄大と約束がある」と告げてその部屋から去っていった。

その夜、A子は行きつけのディスコに来ていた。

馴染みの顔たちにB子のことを聞いて回るのだが収穫はなかった。

A子はディスコの奥にどんどん進んでいくと、暗い通路の向こう側でB子の姿を見る。

「ごめんね…ごめんね…」そう言いながらA子はB子に手を引かれ、そのまま闇の中に消えていった。



3:母の重ねた罪


聖美は雄大を連れて自宅に向かっていた。
自宅の中では聖美の担任と母親があろうことか事に耽っていた。

聖美の母親は以前もこういった不貞行為を行っていて聖美はその姿に嫌悪感を覚えていた。
行為が終わった担任はいそいそと帰り支度をするも母親に「本当は聖美が良かったんじゃないのかい?」と言わればつが悪そうに帰っていく。

聖美は自室から雄大とともに居間に行き、母親を殺すよう雄大を促す。

雄大は一心不乱に近くにあった「電話」で母親を殴り続け、息絶えるまでその暴力をやめることはなかった。

そして聖美は母親の死を目の前にしても冷静に対処し、母親殺害は担任の犯行であるかのように偽装するのだった。

翌日のテレビのニュースには母親殺害の容疑者として担任が逮捕される報道が流れていた。



4:呪いは連鎖し続ける


本庄はるか(演:黒島結菜)深沢哲也(演:井之脇海)の実家に結婚の挨拶で出向くことになった。

実家に着くも哲也の母親がすぐに出てこず、哲也が一人で家の中に入っていく。

はるかは玄関の前に待っていると、ふと視線を感じる。

後ろを振り向くと見覚えのある顔がいた。

はるかは目を凝らして「見よう」とすると哲也が家から出てきて中に案内される。

家の中に入ったはるかは哲也に母親を紹介されると目の前に「赤子を抱いた女」が現れ気を失う。

その後日、すぐのことだった。

哲也が死んだ。

突然の死にはるかは葬儀に参加するも死に顔を見る気にはなれなかった。

そこに小田島泰男(演:荒川良々)が現れ、はるかは哲也の母親に呼ばれると小田島に一緒に来てほしいと願った。

哲也の母親ははるかに哲也の死に顔を見てほしいとの願いだった。
棺をの窓を開けると哲也の壮絶な死に顔がそこにはあった。

明らかに「何か」を見たような顔をしていた。

母親は哲也と同じように霊感があり、はるかや哲也の見たものに気づいていた。

その夜母親のもとに哲也の霊が現れた。

哲也は何かを伝えようとしている。

その言葉は呪いを解くカギになるのか、それとも呪いに苦しむ悲鳴なのか。

[終わり]

いかがだったでしょうか。

1話で始まった呪いの数々が登場人物たちを苦しめていきます。

ここでいくつかの謎をまとめていきましょう。

物語の謎

・赤子を抱える女
・聖美は雄大に何故気持ちが芽生えた
・電話の持つ意味
・哲也の言葉
・屋敷が原因なのか

残り4話でこの謎は少しずつ紐解かれることでしょう。

しかし、今回のNetflix版の呪怨は見る人の「目」が非常に重要になります。

見た情報、聞いた情報、感じた情報。

全てを精査して楽しんでいただければ幸いです!

このブログで少しでも皆さんの考察の手助けになれば幸いです!

たかひ館長
たかひ館長
本日はここまで。それじゃ!また!
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