ホラー

呪怨 -呪いの家- 第3話 [特別上映(解説)]※ネタバレあり!

たかひ館長
たかひ館長
皆さんこんちゃ!時短映画館のたかひ館長です!

さて!ついにNetflix版呪怨」も折り返しの第3話でございます!

劇中では数年の時が経ち、それぞれの登場人物の人生が大きく変化していきます。

そういえば第2話ってどんな話だっけ…なんてなる方は下のボタンからあらすじをぜひ!

第2話あらすじ

それではごゆっくり。



第3話-窓辺にいた女-

1:1995年


河合聖美(演:里々佳)は重松久美と名前を変えて生活をしていた。

桂木雄大(演:長村航希)も小林勝次に名前を変えて聖美一緒に住んでいた。

聖美と雄大の間には「シゲマツトシキ」という息子が生まれていた。

4~5歳の割にやせ細っており、明らかに育児放棄されているのが見て取れる。

雄大はゴミ処理場の中でも劣悪な環境で仕事をしており、日ごろのストレスを全て聖美とトシキにぶつけていた。

全てお前のせいだ」雄大はそうやって聖美に暴力を振るい、さらにトシキにもその矛先を向けていた。

後日、児童相談所の職員である有安君江(演:倉科カナ)は周囲からの通報を受けて「シゲマツトシキ」の住む家に来た。

アパートの呼び鈴を鳴らしても誰も出てこないが「トシキくんいる?」と呼びかける。

呼びかけには答えないものの、ドアノブを回すと扉は開いていた。

部屋の中に入ると、昼間なのに中は暗く沈んでいて人の気配は全くない。

有安が奥まで入ると襖の影にトシキが座り込んでいた。

トシキは有安に保護され、病院に入院することになった。

担当の医師からすると、生きているのが不思議なほど痩せているということだった。

有安はトシキの今後を考えて施設で保護すべきだと上司にも伝えるが、慎重な態度を示すよう窘められる。

そこに重松久美(聖美)が現れる。

久美(聖美)は有安の反対を押し切り、トシキを連れて帰ってしまう。

有安は成す術もなく立ち尽くすしかなかった。



2:あの家


本庄はるか(演:黒島結菜)は仕事を順調にこなしタレントとしての地位を確立していった。

偶然小田島泰男(演:荒川良々)と再会し、深沢哲也(演:井之脇海)の死について話す。

小田島も哲也の死について考えることがあり、哲也が訪れた家を探すために協力してほしいと願う。

はるかは最初渋った態度を示すも哲也のことを考え、小田島に家を見つけることを約束する。

小田島も「あの家」を探すべく動き出すのだった。

はるかは家に帰るとふと「カセットテープ」が目に止まるのが見える。

そのカセットテープは、はるかが昔ミッドナイトステージで流したマンションで起こった怪現象の音声テープだった。

しかしそのテープははるかの手元にあるはずのないテープだった。

はるかはテープを片付け忘れたい気持ちで眠りについた。

夢のなかではるかは哲也が「あの家」に行く夢を見て手掛かりを見つける。

次の日はるかは哲也の母親に会いに行った。

哲也の母親は降霊術の準備をし、「あの家」に関わる霊を呼び出すことにした。

家の場所を突き止めるために地図を用意し、哲也の母親は降霊術を開始した。

しばらくすると「何か」が降りてきた。

おぞましい「何か」がはるかの背後に現れ、白く長い指で地図上のある場所を指した。

同時に哲也の声が聞こえ「行っちゃだめだ」とはるかに呼びかけるのだった。

はるかは小田島に連絡し、2人で白い指が指した家へ向かう。

しかしそこには「灰島」という別の一家が住んでいた。

小田島とはるかは何も言えることもなくその場を立ち去るしかなかった。



3:灰島家と真崎家


灰島は夫と妻の2人暮らしで最近引っ越して中古の一軒家に引っ越してきた。

灰島の夫は真崎家の妻と浮気していた。

真崎家の妻は灰島の夫の子供を妊娠しており、2人は喫茶店で密会をしていた。

幸せそうな2人を横目に真崎の夫は近くで見張っていた。

真崎の夫は家に帰ると、妻はそっけない態度で迎えた。

真崎夫は妻の浮気を知りながらも平然とした態度で過ごしていた。

この2つの一家に訪れる不幸はそう遠くない未来に…



4:聖美と雄大とトシキ


トシキは緊急入院する。

原因は雄大がトシキを殴り頭蓋骨を破損し、植物状態になってしまった。

聖美はただ雄大を見つめることしかできず、呆然としたまま病室を出て泣き崩れるしかなかった。

そこに有安が現れ、聖美にしっかりすよう説得する。

有安の説得もむなしく、聖美は狂ったように笑い、ふとその後ろを見ると「トシキ」が歩いてどこかに消え去った。

有安はその現実を受け入れることもできず、怯えることしかできなかった。

その頃、小田島は自身の怪談話のトークショーをやっていた。

あの家」の怪異を話して会場は盛り上がりを見せていた。

そこにはるかが現れて小田島の話をそっと聞いていた。

小田島は少女連続誘拐殺人犯の「Mくん」が例の「あの家」の真相を知っている聞き、話を聞きに行くと聞いた。

それを聞いたはるかは大声で「行っちゃだめ」と止めるのだった。

小田島とはるかは間違いなく「あの家」の真相に近づきつつあるのだった。

[終わり]

徐々にあの家が小田島やはるかに近づいてきましたね。

ここでいくつかの謎をまとめておきましょう。

物語の謎

・シゲマツトシキは存在するのか
・シゲマツトシキはどこにいったのか
・地図を指した指は誰のものなのか
・灰島家と真崎家は狂ってしまっているのか
・Mくんの知るあの家の真相とは

今見ているあなたはこの話をどう判断するでしょうか。

ここで呪怨の定義をもう一度確認しておきましょう。

 

じゅおん【呪怨】
強い怨念を抱いて死んだモノの呪い。
それは死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、「業」となる。
その呪いに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる。

 

呪いは常に命を欲し、さらに新たな呪いが生まれてそれを繰り返していくものです。

残り3話でこの呪いはどこまで重なって業を深めていくでしょう。

是非皆さんでその一部始終を見ていきましょう!

それでは今回はここまで!

たかひ館長
たかひ館長
それじゃまた!